Theileria
タイレリアとは
タイレリアは寄生生活をする原生生物、つまり原虫の一種です。マラリア原虫と近縁で、アピコンプレックス門に含まれる原虫です。有名な種にはT.annulata(熱帯ピロプラズマ病タイレリア)やT.parva(東沿岸熱タイレリア)、T.mutans(仮性沿岸熱タイレリア)、T.orientalis(小型ピロプラズマ)、T.bigemina、T.bovisなどがあります。またこれらは全て牛に感染します。
Theileria
タイレリアは寄生生活をする原生生物、つまり原虫の一種です。マラリア原虫と近縁で、アピコンプレックス門に含まれる原虫です。有名な種にはT.annulata(熱帯ピロプラズマ病タイレリア)やT.parva(東沿岸熱タイレリア)、T.mutans(仮性沿岸熱タイレリア)、T.orientalis(小型ピロプラズマ)、T.bigemina、T.bovisなどがあります。またこれらは全て牛に感染します。
Toxoplasma gondii
コクシジウムの一種である寄生性原生動物、いわゆる原虫です。人を含む幅広い恒温動物に寄生し、トキソプラズマ症を引き起こします。妊婦に寄生すると赤ちゃんに障害がでたりしてしまいます。猫に寄生している寄生虫として有名です。
ノーマン・D・レヴィンという人はトキソプラズマ属には7種類あるとしているけれど、トキソプラズマ・ゴンジー以外は爬虫類・両生類から発見されたものが多く、その後詳しい研究は進められていないようです。なので、通常はトキソプラズマ・ゴンジーのみだとされています。
初めて発見されたとき、レイスフマニア・ゴンジーと命名されましたが、翌年トキソプラズマ・ゴンジーに変わりました。
Eimeria
アイメリア属の原虫はアピコンプレックス門では最も種類が多く、約1700種類が知られています。
コクシジウム類の中には、プラスモディウム属やイソスポーラ属、トキソプラズマ属、サルコキスティス属、コクシジウム属、ロイコチトゾーン属、アイメリア属などがあります。
・E.アセルブリナ(ニワトリ)
家畜のコクシジウム症の原因となります。病鳥の筋肉標本からオーシストの確認することができます。
・E.ネカトリックス(ニワトリ)
家畜にうっ血、出血、腸のネクローシス、血便に特徴付けられる激烈な腸コクシジウム症の原因となります。
・E.ミティス
ニワトリのコクシジウムです。
・E.tenella
ニワトリ盲腸コクシジウムと呼ばれています。
・E.praecox
ニワトリのコクシジウムです。
・E.maxima
ニワトリのコクシジウムです。
・E.drunetti
ニワトリのコクシジウムです。
・E.meleagridis
シチメンチョウのコクシジウムです。
他多数。
Cryptosporodium
この原虫はHIV患者の重症下痢の原因になります。同じくHIV患者に重症下痢を引き起こす原虫にはイソスポーラなどもあります。魚や人、ネズミなど、さまざまなものに寄生します。主な種類はクリプトスポリジウム・ホミニス(人に寄生)やクリプトスポリジウム・パルバム(牛、羊、馬などに寄生)、クリプトスポリジウム・メェラグリディス(さまざまな家畜に寄生)、クリプトスポリジウム・ムリス(ネズミに寄生)、クリプトスポリジウム・カニス(イヌに寄生)、クリプトスポリジウム・フェリス(猫に寄生)、クリプトスポリジウム・ライリイ(モルモットに寄生)などです。一番最初に発見された種はクリプトスポリジウム・ムリスです。
Plasmodium
P.vivax
三日熱マラリア原虫と呼ばれています。感染すると48時間ごとに発熱を繰り返したりします。その他の症状は悪寒、発汗、頭痛、悪心と嘔吐、全身倦怠感などです。
P.malariae
四日熱マラリア原虫と呼ばれています。感染すると72時間ごとに発熱を繰り返します。
P.falciparum
熱帯熱マラリア原虫と呼ばれています。もっとも危険な種でこのようなマラリア原虫は重症マラリア原虫と呼ばれています。
P.ovale
卵形マラリア原虫と呼ばれています。48~50時間ごとに発熱を繰り返します。症状は三日熱マラリアと同じです。
マラリア原虫にはP.ビバックス、P.マラリア、P.ファルシパルム、P.オバレだけではなくサルマラリア原虫と呼ばれているP.シノモルギィ(P.cynomolgi)、P.イヌイ(P.inui)やネズミに感染するP.ベルガイ(P.berghei)、鶏に感染するP.ガルナケウム(P.gallinaceum)、P.ジャクスタヌクレア(P.juxtanucleare)などがあります。